起業家にオススメの映画ランキング9選
起業家なら絶対に見ておきたい「起業に役立つ映画」を9作品を選びました。古典の名作から最新の映画まで、絶対に観ておきたい本当に役立つ映画です。あなたは何作品観ていますか?
※ネタバレ注意(大まかなあらすじを記載しています)
9位 リンカーン
上映時間
150分
主な出演者
〇ダニエル・デイ=ルイス
〇サリー・フィールド
〇ジョセフ・ゴードン=レヴィット
大まかなあらすじ
リンカーンが奴隷を永久に解放するため、憲法修正第13条を議会で可決させ、南北戦争が終結するまでの政争を描いた映画です。
起業家に役立つところ
実際の事業活動にしても、きれいごとばかりで運営できるものではない局面も多いでしょう。この映画でリンカーンは様々な手段を使って憲法を可決させようとします。理想の実現のため、きれいごとではないリンカーンの手腕から学ぶことが多いでしょう。
8位 八甲田山
上映時間
169分
主な出演者
〇高倉健
〇北大路欣也
〇三國連太郎
大まかなあらすじ
日露戦争開戦前、ロシア軍との交戦に備えた軍事演習(雪中行軍)で起きた世界最大級の山岳遭難事故「八甲田雪中行軍遭難事件」(210名中199名が死亡)を題材にした映画です。
起業家に役立つところ
雪山の八甲田山を踏破するように命じられた二つの軍隊。同じミッションでありながら、一方の隊は全滅し、もう一方の隊は見事ミッションを達成します。その違いは何だったのか?
起業も未知の領域に挑戦するミッションです。未知のミッションを達成するために必要なリーダーシップとは何か、また、どのような心構えでいる必要があるのか、この映画から学ぶことができるはずです。
7位 危険な関係
上映時間
166分
主な出演者
〇グレン・クローズ
〇ジョン・マルコヴィッチ
〇ミシェル・ファイファー
大まかなあらすじ
18世紀フランス。メルトゥイユ侯爵夫人は復讐のために、プレイボーイのヴァルモン子爵に、自分の元恋人と結婚する娘・セシルを誘惑するように依頼します。表面上はフランスの上流階級の恋愛劇ですが、実は貴族社会を舞台にした陰謀劇といえる映画です。
起業家に役立つところ
原作者のピエール・ショデルロ・ド・ラクロは士官で戦術家でした。恋の駆け引きの描写は、軍事的な心理戦の域に達していると評価されており、陰謀を画策するメルトゥイユ侯爵夫人から、人を動かすための練られた戦術を学ぶことができます。
6位 幸せのちから
上映時間
117分
出演者
〇ウィル・スミス
〇ジェイデン・スミス
〇タンディ・ニュートン
大まかなあらすじ
ホームレスとなった黒人男性が幼い息子を養いながら勉強し、億万長者となった実話を題材にした映画です。
起業家に役立つところ
この映画の主人公クリスは、たったの21ドルから億万長者にまで成長した実在の人物です。
作中でクリスは「私はホームレスだったが、ホープレスではなかった」と言い放ち、人生のどん底を経験しても、希望だけは捨てませんでした。
起業家には失敗や挫折が付き物で、失敗や挫折を経験せずに成功した起業家は存在しません。この映画を見ることで、起業に失敗して人生のどん底を感じたとしても、「諦めずに行動し続ければ、必ず成功することができる」という希望を持つことができるでしょう。子供を寝かしつけた後、街頭のわずかな光を頼りに本を読んで勉強を続ける姿には「私ももっと頑張らないと!」と、勇気を貰うことができます。
5位 マイインターン
上映時間
121分
主な出演者
〇ロバート・デ・ニーロ
〇アン・ハサウェイ
〇アンダーズ・ホーム
大まかなあらすじ
成功した起業家のジュールズは、社長として多忙な日々を送っていましたが、そこへ70歳のシニア・インターンであるベンがやってきます。最初はベンにイラッとするジュールズでしたが、やがて豊富な仕事経験と温かい人柄に基づいたベンのアドバイスを頼りにするようになります。
起業家に役立つところ
起業当初の忙しさに共感することができるシーンが多く、部下の扱いに失敗したり、家族とうまくいかずに悩んだりする姿に、決して英雄ではない等身大の人間としての起業家を知ることができるでしょう。よく聞く話ですが、起業家が成功すると、その自信とプライドから、周りの意見をあまり聞かずに突っ走ってしまうことがあります。しかし、このようなとき、仕事経験豊富なベンの冷静な判断力、周りの人を気遣う姿勢などを思い返してみましょう。この映画は、起業家の日常を通して、起業家の実像を具体的にイメージすることができる起業家入門にふさわしい映画といえます。
4位 スティーブ・ジョブズ
上映時間
127分(2013年)
122分(2015年)
出演者
〇アシュトン・カッチャー(2013年)
〇ジョシュ・ギャッド(2013年)
〇ダーモット・マローニー(2013年)
〇マイケルファスベンダー(2015年)
〇ケイトウィンスレット(2015年)
大まかなあらすじ
言わずと知れたアップルの創始者であるスティーブ・ジョブズ氏の波乱万丈の人生を描いた映画です。自宅ガレージをオフィスとし、そこから革新的な商品を次々とリリースしては爆発的なヒットを生み出し、僅か4年足らずで株式の上場に成功します。一気にIT界のスターとなったジョブズでしたが、意見の食い違いがある社員は即解雇するなど、独善的な経営方針をとり続けます。誰からも天才と認められるも、常に周囲の人々と衝突を繰り返すスティーブ・ジョブズの荒っぽさや天才ぶりを知ることができる映画です。
起業家に役立つところ
自分が作りたい物には一切の妥協をせず、言ったようにできない従業員は容赦無く解雇するなど、物づくりへのこだわりは職人のような面を感じさせます。起業家に必要な行動力、交渉力、先を読む力など、IT起業でなくてもスティーブジョブズから学べるところは多いと思います。また、自社製品の売り込み電話を同じ相手に150回かけたというエピソードは、粘り強く諦めないことの大切さも訴えています。ジョブズには強力なリーダーシップがある反面、反対意見を許さない傲慢さがひそんでいますが、企業のトップのあり方を考えさせられる作品と評価することもできます。
3位 ソーシャルネットワーク
上映時間
120分
主な出演者
〇ジェシー・アイゼンバーグ
〇アンドリュー・ガーフィールド
〇ジャスティン・ティンバーレイク
大まかなあらすじ
Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグ氏がモデルとなった映画です。マークがFacebookを作るまでの経緯、人間関係、恋愛など、様々な角度からマークの人生を描いています。
起業家に役立つところ
IT界の鬼才と言われたマーク・ザッカーバーグが、世界で最も利用されているソーシャルメディア「Facebook」を生み出すときの圧倒的な作業量は参考になるところばかりです。何日も休まずにコードを書き続けるといった情熱や集中力は起業家にとって非常に重要な資質といえるでしょう。圧倒的な熱量で行動することができれば、世界中で利用されるSNSサービスをも生み出すことができるのです。また、マークが過去を振り返って反省する様子からは、多くの社員を束ねる経営者となっても、時には立ち止まって自らを顧みることが必要だと感じさせられます。
2位 ウルフ・オブ・ウォールストリート
上映時間
179分
主な出演者
〇レオナルド・ディカプリオ
〇ジョナ・ヒル
〇マーゴット・ロビー
大まかなあらすじ
主人公のジョーダン・ベルフォートは学歴もなく、頼れる人すらいないまま22歳の若さでウォール街の投資銀行で働き始めました。ジョーダンは卓越した話術で人々の心を魅了し、ユニークなアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、怒涛の勢いで成り上がっていきます。そして26歳で自身の証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに成長しました。過激なストーリーであるためR15指定になっていますが、世の中の経済や金融業界のリアルな現状を知ることができる映画です。
起業家に役立つところ
ジョーダン・ベルフォートの巧みな営業力と話術は見習うべき点が多々あります。また、ジョーダンは、経営者として、社員を鼓舞する強いリーダーシップを発揮し、毎朝の朝礼で自身のビジョンや夢を熱く語り、社員を震え上がらせます。このように、社員を奮起させる行動も、経営者には大切であると気付かされます。さらに、金持ちになって裕福な暮らしがしたいというのは、起業家の夢のひとつと思いますが、法律や社会のルールを破ってまで自分の欲望に忠実に生きると、どんな結果が待ち受けているか描かれています。
1位 マネーボール
上映時間
133分
主な出演者
〇ブラッド・ピット
〇ジョナ・ヒル
〇フィリップ・シーモア・ホフマン
大まかなあらすじ
貧乏なメジャーリーグ球団アスレチックスのGMであるビリーは、データ分析に基づく選手の評価理論「マネーボール」を取り入れ、チームの大改革を決意します。経験や勘に頼るベテランスカウトたちからの反対、データ上評価の高い選手を起用しない監督との攻防。様々な障壁を乗り越え、弱小球団だったアスレチックは、データや統計を武器に強豪チームを打ち負かすほどの成長を遂げていきます。弱者でも、戦略や戦い方次第では強者と互角以上に戦うことができるということを教えてくれる映画です。
起業家に役立つところ
経営者にとって必須のスキルと言えるデータ分析の重要性を知ることのできる、リアルな経営映画だと思います。GMでありながら「試合は見ないんだ」という主人公の言葉からは、責任のある立場で何かを決断することの重圧感と孤独が伝わってきます。それにもかかわらず、決断したやり方を周囲に実行させることの難しさ。ときには思い切った手段に出ることが必要だということも描かれます。また、起業家には、協力者や心を癒やしてくれる人の存在が欠かせないことも分かる映画です。組織を大きくする途中でチームが上手く回らなくなったと感じたら、きっと、この映画が参考になることでしょう。
まとめ
この記事で、起業家なら絶対に見ておきたい「起業に役立つ映画」をランキングしました。
どの映画でもそうですが、主人公に共通するのは、意思を貫く圧倒的なエネルギー、練りに練った戦術や駆け引き(つまり、考え抜くこと)、起業家を支える心強い仲間の存在、といったところでしょうか。また、どの映画も成功するまでに、主人公がとんでもない苦労や挫折を味わっています。それでも理想の実現のため、「やり遂げる」という不屈の忍耐も、起業家にとって重要な資質といえるでしょう。まだ観ていない作品があれば、この機会にぜひご鑑賞ください。起業に役立つ何かを、きっと学べるはずです!