中小企業こそ始めたいストックビジネスの導入方法
「ずっと頑張っているのに、お金が残らない!」
こうなると精神的にも身体的にも苦しいですよね。手元にお金が残らないと資金繰りの不安が常につきまといます。こうなると、この不安が解消されない限りラクになれません。逆に、利益が出てくると精神的にも身体的にもずっとラクになります。今回のテーマである「ストックビジネス化」によってラクになった事業者は沢山います。みなさんも今日からストックビジネス化を目指してみませんか?
ストックビジネスとは
ストックビジネスとは、毎月、お客さんから継続的に固定収入を得るビジネスモデルです。英語で「蓄える」という意味を持つ「stock」に由来しています。
スットクビジネスの例
次のような事業がストックビジネスに該当します。
・不動産収入
・リース
・システムの利用料
・月謝、顧問料
・物販の定期販売
ストックビジネスの特徴
毎月、安定した売上が入るため、経営が非常にラクになります。また毎月入ってくる売上が計算できるため、人を雇うにも設備を購入するにも計画が立てやすく、リスクを最小限に抑えることができます。
フロービジネスとは
フロービジネスとは、お客さんとその都度取引を行って売上をあげるビジネスモデルです。英語で「流れる」という意味を持つ「flow」に由来しています。ストックビジネスに対比されるビジネスモデルとして、よく使われます。
フロービジネスの例
飲食店や美容室など、多くの商売がフロービジネスとなります。
フロービジネスの特徴
フロービジネスは、その都度取引が発生し、取引が終わったら一旦関係性が終了します。このような流れだと、売上はなかなか安定しません。利益が少なくて苦しんでいる事業者は、ほとんどフロービジネスを行っているはずです。
ストックビジネス化をしてみる
さて、こんな分類はあまり重要ではなく、大切なのは、事業をどのようにストックビジネス化するかです。これを考えていきましょう。
事業の一部をストックビジネス化する
フロービジネスを経営しているのに、事業の全部をストックビジネス化することはできません。そもそも事業の全部をストックビジネス化する必要はないのです。
事業の一部でもストックビジネス化ができれば、毎月の収入はかなり安定します。
ストックビジネス化の例
1.飲食店の例
空き時間を使って料理教室を開いて成功した事業者がいます。プロの調理技術を学びたい生徒をチラシで募集して、「月謝」という安定した収入を得ています。
2.宅配弁当の例
近くあった工場に営業に行き「毎日昼間に一定数の弁当を届ける」という契約を結んでストックビジネス化に成功した経営者がいます。毎日の定期販売が約束されるので、売上の波を押さえることができます。
3.駅前に立地する事務所の例
事務所の空いているスペースを利用し、駐輪場を始めた事業者がいます。毎月定期的な使用料が入り、家賃分をまかなえるぐらいの収入を得ています。
出来ないと決めつけたらダメ
ストックビジネス化を諦めてはいけません。できないと決めつけたらダメです。自分の事業と相性がいいストックビジネスを真剣に考えましょう。
どうしても思いつかない場合は、誰かに客観的な意見をもらうのも有効です。自分ではたいしたことのない特技だと思っても、他人にとっては魅力的な特技かもしれません。自分の経験やスキルを過小評価してはダメです。
地道にストックしていくことが重要
100円でも200円でも、毎月地道に積み上げていくことで事業に厚みができ、売上は安定していきます。1つ1つ積み上げることができれば、あとは順調に進むはずです。
積み上げることができるということは、お客さんに支持されているということです。お客さんに支持されて潰れた会社はありません。魔法の杖なんて存在しないので、地道に積み上げて少しずつストックの厚みを増やしていきましょう。
まとめ
売上がないとき、頑張っても利益が残らないときこそ事業のストックビジネス化を検討しましょう。真剣に考えれば1つ2つのアイデアは思いつくはずです。諦めずに頑張ってくださいね。
今回はここまで。
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