マーケティング効果抜群!印象に残る名刺を作る5つのポイント
名刺は自分のイメージを相手に伝える有効なマーケティングツールです。名刺をきっかけに自分のことをイメージしてもらい、後々の商談につなげられるよう印象に残る名刺を作成していきましょう。この記事で、マーケティング効果のある印象的な名刺の作り方とともに、実際の事例を紹介しながら、皆さまの名刺作成をお手伝いしたいと思います。
名刺に記載する基本情報
マーケティング効果抜群の名刺を作成できたとしても、必要な情報に漏れがあっては効果が薄れてしまいますよね。まず、名刺にどんな情報を記載するのか一緒に確認していきましょう。
社名・氏名
社名や自分の氏名を忘れる人はいないと思いますが、このとき注意したいのは書体です。まず、事業内容と書体のイメージが一致するようにしましょう。社名にアルファベットを含む場合、アルファベットの書体についてもイメージと一致するか確認が必要です。
役職・肩書
代表取締役やCEOといった役職や肩書を掲載しましょう。なお、設立する会社が合同会社の場合、役職は代表取締役ではなく、「代表社員」となります。よくある間違いですので、合同会社を設立する場合は注意しましょう。
個人事業主や小規模企業の場合は、代表取締役といった役職名よりも、「〇〇クリエイター」や「〇〇の専門家」といった肩書を設けた方が有効なときもあります。相手が自分に連絡するときの重要な手掛かりとなる情報を記載しておきましょう。
住所・電話番号・メールアドレス
自社の住所、電話番号、メールアドレスを記載しましょう。電話番号については、会社の代表電話だけではなく、個人の携帯番号を入れておくとよいでしょう。名刺を交換した相手が直接電話を掛けてくれるかもしれません。
ホームページのURL
ホームページ経由での問い合わせなどを増やせるようURLを記載しておきましょう。また、SNSのコンテンツがある場合は、アカウント名などを記載しておくと認知度が高まってコミュニケーションが活発になるかもしれません。
URLは「QRコード」で記載するのも有効ですが、印刷の質が良くないと上手く読み取れない可能性もあるので、スペースに余裕がある場合は、URLも一緒に記載しておきましょう。
印象に残る名刺の作り方
マーケティング効果のある名刺を作るために、次の5つのポイントを踏まえて作成しましょう。
ポイント1 印刷用紙や加工を工夫する
名刺に使う用紙には、一般的な上質紙、写真の見栄えがよくなる光沢紙、艶消しで落ち着いた雰囲気を出せるマット紙など、さまざまな種類があるため、自分の事業にマッチした用紙を選択しましょう。たとえば、写真や映像関連の会社の場合は、実際の作品を光沢紙に印刷するだけで雰囲気が出るでしょう。また、高価格帯のサービスを展開する場合などでは、より良質な用紙を使用した方がいいでしょう。
用紙だけではなく「加工方法」も重要です。立体的に文字をアピールできる厚盛り加工、名刺の4隅を丸く加工してやわらかい雰囲気を出す角丸加工といった加工を施すことで、普通に名刺を作るよりも印象が増します。名刺自体の形を円形にしたり、サイズを変更するといった方法もありますが、名刺を貰う側が名刺管理をするときに面倒になるので、加工はほどほどにしておいた方が無難です。
ポイント2 自分の写真や似顔絵を入れる
社名や氏名の近くに、自分の顔写真や似顔絵を掲載しましょう。顔写真が入っている名刺は文字だけの名刺よりも印象を強く持たせられるという統計データもあります。顔写真を入れることで相手に自分のことを思い出してもらいやすくなり、相手からの認知度は格段に高まるのです。顔社員の方がベターですが、どうしても顔写真を載せることに抵抗がある場合は、似顔絵イラストを制作して掲載しましょう。
ポイント3 人となりがイメージできる情報を入れる
名刺を通して自分の人となりが分かると、基本情報が入っているだけの名刺よりもマーケティング効果が期待できます。たとえば、話題にできるような趣味、これまで歩んできた経験、スキルをアピールできる資格、座右の銘などの情報をプラスして記載すると、人となりをイメージしやすくなります。人となりが分かると、相手に安心感を与えることができるため、名刺の裏面などを活用して人となりがイメージできる情報を入れましょう。
ポイント4 実績やキャッチコピーなどを掲載する
今まで手掛けてきた実績やキャッチコピーなどの情報も、マーケティング効果として期待できます。追加情報をプラスすることで相手に強いアピールができます。
実績を名刺にすべて載せるのは難しいでしょうから、厳選した内容を抜粋して書くと良いでしょう。またキャッチコピーは会社の経営スタンスを相手に伝えられるので、小さく書くのではなく目立つような大きさやフォントを駆使して訴求していくのがポイントです。
ポイント5 デザインを工夫する
名刺のデザインについても工夫しましょう。
・背景色を白ではなく黒や青などコーポレートカラーにしてみる
・苗字と名前を分けて、間にローマ字の読みを小さく入れてみる
・情報を抜粋して余白を持たせ、余裕を作る
といった工夫が有効と言われています。情報を片っ端から載せるのではなく、必要な項目を抜粋してフォントや文字スペースなどを変えながらデザインしましょう。情報を詰め込んだだけの名刺は窮屈で古臭い印象を相手へ与えてしまいますが、余白を持たせながら情報を説明すると、スムーズに相手に情報を伝えられますし、モダンな印象を与えられます。
ついつい見入ってしまう印象に残る名刺
名刺作りの参考になるよう、ついつい見入ってしまう名刺デザインを3つご紹介します。
名刺をサッカーフィールドに
芝生を模したような薄緑のカードをベースに、太い線でサッカーの各ラインを引いてサッカーフィールドを表した名刺で、見ているだけで楽しくなるデザインです。サッカーに関する事業をしているのがすぐ分かる印象深い名刺となっています。
爪痕から向こう側が見える
獣の爪痕のようなデザインをワイルドにあしらい、実際にそこが破けて向こう側が見えるようになっています。爪で一部が破けてしまったような感じが加工方法からも出ており、通常の名刺と差別化ができているのがポイントです。
裏面でメモが取れる名刺
名刺の裏面に、メモ帳のようなデザインがあしらわれており、相手がメモできる仕様になっています。名刺に直接メモをする人も多いと思いますが、このようなデザインであれば、「裏面でメモをとってください」と案内でき、話のネタにもなりますよね。
まとめ
今回は印象を残すための名刺作りのポイントや面白い事例などをご紹介してきました。名刺作りにおいては基本情報を見えやすいように配置しつつ、自分の写真やプロフィール、会社の実績などを記載することで、よりマーケティング効果の高い名刺にすることができます。この記事を参考に、自分にあったオリジナルの名刺を作成してみてくださいね。
今回はここまで。
お役に立てたでしょうか?
起業、融資、補助金などについて知りたいことがあれば、公式LINEからお尋ねください。匿名でのご相談にも広く対応しています。営業や勧誘は一切行いませんので、お気軽にお問い合わせください。
公式LINE:友達登録
https://page.line.me/vwf5319u