2020年3月時点の大卒大学院卒の求人倍率は1.83倍となっていますが、300人未満の中小企業に限定すれば求人倍率は8.62倍となっています。また、2016年に財務省が実施した調査によると、全国で人材不足を感じている企業は全体の63.2%となっており、規模別に見ると、大企業56.6%、中堅企業66.3%に対し、中小企業は74.7%と、およそ4社中3社…
コロナ禍における原油価格・物価高騰等による影響を乗り越えるための取組みに対して、幅広く活用できる補助金を交付し、創意工夫を凝らして挑戦する県内事業者を支援する補助金です。コロナ禍における原油価格・物価高騰等による何らかの影響を受けており、それを乗り越えるために行う「①物価高騰等を乗り越える未来への投資」または「②社会情勢の変化を乗り越える挑戦」に該当…
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、広島市内の中小企業の売上が大きく落ち込んでいます。感染症収束の見通しが全く立たない厳しい状況を乗り越えるべく広島市が中小企業を応援する補助金の交付を開始しました。それが「広島市販路拡大等チャレンジ応援事業」となります。 概要 事業の維持・継続に向け取り組む市内中小企業等を応援するため、事業者が策定した事業…
小規模事業者持続化補助金(=持続化補助金)とは、小規模事業者が、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生産性向上の取組を支援する国の補助金です。これまでも数年にわたり公簿が行われ、幅広い業種・用途で活用できる唯一の補助金で人気の補助金となっています。2022(令和4)年度の持続化補助金は、過去に公募された持続化補助金と大きく枠…
企業の商品やサービスに対する信頼は「企業自体の評判」の影響が大きいといえます。企業の評判は業績にとってプラスとなることもあれば、逆にネガティブな影響を与えることも珍しくなく、倒産に追い込まれる事態も発生しています。 このように、企業に対するマイナスの評価や評判が広まることによる経営リスクを「レピュテーションリスク」といいます。英語でレピュテーション…
法人は企業活動によって利益を上げることが前提ですが、手元に十分な資金があり、当面大規模な投資を予定していない場合には余剰資金で資産運用を行うことも選択肢です。法人の資産運用としては株式、債券、仕組債など様々な選択肢がありますが、最も代表的な投資先は株式です。 中小企業の場合は取引先との関係上株式を保有することもありますが、純投資として法人口座で…
日本では1999年以降に中小企業数は減少を続けており、特に廃業の割合が増加しています。背景には中小企業の経営者の高齢化と後継者不足があり、2025年までに70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人に上ると言われています。 後継者不足の解決策としてM&Aによって会社を売却する経営者が増えている一方、会社を売却した場合の従業…
EBITDA(イービットディーエー)とは、M&Aにおいて企業価値を測る指標の一つとして利用されており、上場企業の決算説明資料を読むとEBITDAがしばしば登場します。主に上場企業やグローバル企業で使用されている指標ですが、中小企業でもM&Aによる事業承継を検討したことがある経営者の方はご存知かもしれません。 EBITDAは営業利…
中小企業のなかには創業から何世代にもわたって事業を継続している企業がたくさんあります。これらの経営者は大切な会社を守り、顧客や取引先との信用を築き上げることで多くの成功を収めてきました。事業承継とは、そうした経営者の大切な会社を永続的に発展させ、次世代の経営者にノウハウやブランド、技術など会社が持つ資産を承継する作業です。 そのためには時間をか…
事業承継の際に最も有力な後継者候補は、「自身の子供」といえるでしょう。子供への承継は自社の従業員や取引先などから理解を得やすく周囲の同意を得ながら、円滑な承継が可能となります。 しかし、子供の同意が得られないといった理由から親族内承継を断念するケースも増えています。親族内承継が難しい場合は、事業に精通している役員などの経営幹部が有力な後継者とな…