会社名の決め方|3つのコツ、5つの注意点
起業するときに、まず頭を悩ますのが会社名です。先輩起業家たちは会社名をどのように決めたのでしょうか。意外にも皆さん同じようなことを意識して会社名をつけたようです。また会社名は基本的に自由に決めることができますが、いくつかの注意点があります。この記事では会社名を決めるときのコツと注意点をまとめています。
会社名を決めるときの「3つのコツ」
コツ1.企業理念やコンセプトから決める
会社名の決め方で非常に多いのは、企業理念やコンセプトから決める方法です。
実際に事業を始めてみると「社名の由来」を話す機会がたまにあります。
そのとき会社の理念やコンセプトを伝えて共感してもらえたなら、その聞き手は、きっとあなたの会社のファンになってくれるでしょう。
起業家のみなさんは誰しも大きな志(こころざし)をもって起業していますので、
その志を表現する言葉や造語を探求してみてはいかがでしょうか。
コツ2.商品やサービスを想像できる名前
商売の内容によっては、この決め方が安全かもしれません。
たとえば建設業や運送業を起業するとき、
特定の事業を表す「建設」や「運送」という言葉を社名に付けないと何をしている会社か分からなくなります。
株式会社ABCよりも、株式会社ABC建設の方が明確で間違いがありません。
ビジネスは人の繋がりで広がることが多いものです。
会社名からどのような商売なのかイメージできないと「あの会社は何の会社だっけ?」となって繋がりが広がらないかもしれません。
コツ3.独自ドメインを取得できるか
ドメインと聞いて、パッとイメージできない方は特に注意が必要です。
インターネットに詳しくない人ほど過小評価する傾向にあるようです。
ドメインとは、いわゆるインターネット上の住所にあたるものです。
このドメインを使うことでホームページを公開できたり、会社専用のメールアドレスを作成できたりします。
会社名を正式に決める前に、あらかじめドメインを取得できるか調べておきましょう。
またドメインは早い者勝ちです。
取得したいドメインは早い段階で押さえておきましょう。
会社名を決めるときの「5つの注意点」
注意点1.「株式会社」「合同会社」という文字を必ず使用する
会社名は「株式会社○○」または「○○株式会社」といったように、
社名の前または後ろに、「株式会社」「合同会社」という文字を使用しなければなりません。
注意点2.「支店」や「部署」など会社の一部を表す文字は使用できない
たとえば「株式会社○○支店」や「株式会社○○事業部」など、会社の一部と誤認させるような文字は使用することができません。
また同じ理由で「銀行」「保険会社」など特定の業種に関する文字は、誤認を招くため、その業種以外の会社には使用できません。
注意点3.同一住所にある会社と同じ名前を付けることはできない
同じ住所にある会社と同じ名前を付けることはできません。極めてまれなケースになりますが、同一住所をオフィスシェアする場合など、他社と住所地を共有するときは注意が必要です。
注意点4.他社の商標権を侵害していないか確認しよう
特許情報プラットフォーム「JPlat-Pat」 を使えば、
商標権の登録状況を簡単に確認することができます。
商標権を侵害していなくても、有名企業の社名やブランドと同一の名前を付けてしまうと権利侵害を主張される恐れがあります。
注意点5.会社名に使える文字は決められている
会社名に使用できる文字は以下のとおりです。
・ひらがな、カタカナ、漢字
・ローマ字の大文字(A~Z)
・ローマ字の小文字(a~z)
・アラビヤ数字(0~9)
・次の7つの記号
「&」(アンバサンド)
「・」(中点)
「.」(ピリオド)
「-」(ハイフン)
「’ 」(アポストロフィ)
「, 」(コンマ)
記号は、会社名の先頭又は末尾に用いることはできません。
ただし「ピリオド」については、その直前にローマ字を用いた場合に末尾に使用することができます。
なお「空白(スペース)」は、ローマ字を用いて複数の単語を表記する場合に限り、当該単語の間を区切るために使用することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
そう簡単に納得のいく会社名が思い付くことはないと思います。自分の分身ともいえる会社ですので、粘り強く考え抜きましょう!
今回はここまで。
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